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社会福祉法人 晃宝会(令和3年度)

 令和3年度ほど、年度が無事終了する3月31日を待ちのぞんだことは、かつてありませんでした。 つまりは、守りに徹したというのが、晃宝会として一年をふりかえっての感想です。 そこには、ご利用者、ご家族、地域の皆さまの、心あたたまるご協力、ご支援があり、 組織としてまた職員一人ひとりのなみなみならぬ努力と、ご利用者に寄りそうやさしい気もち、 つよい責任感があってこそ乗りこえることができたことに、心より深く感謝申し上げます。 本当にありがとうございました。
 令和3年度の目標は、「美しい言葉と笑顔で向き合おう」でした。長引く新型コロナウイルス 感染症の恐怖の中、ご利用者は、ご家族との距離が遠くなり、さみしさや不安を感じられ、 離れて暮らしておられ面会の機会のきわめて少ないご家族は、つらさや悲しさを感じられ、 その双方にやさしく寄り添い、笑顔をたやすことなく平常心を心がけ、ご利用者との コミュニケーションをたのしみ、ご利用者に安心して日常生活をおくっていただけるよう 各事業所それぞれ精一杯努めてまいりました。
 地域共生社会の実現に向けては、感染症対策を行い、できる限りの個別対応を行い、 コロナ禍だからこそ、より一層のご利用者、ご家族、地域の皆さま、関係者さまとの信頼関係を 強固にするための、コミュニケーションにつとめ、在宅サービス(デイサービス、ショートステイ) や認知症カフェ(オレンジカフェすいもん)の事業継続を心がけました。 又、感染症のうたがいのある場合には迅速かつ、真心のある対応を行い、 徹底した感染拡大防止につとめました。
 施設の対応では、コロナウイルスを施設に持ち込まないよう職員の意識をたかめ、 ご利用者、ご家族、地域の皆さま、関係者さまへの理解を求め、ご協力いただき、 感染予防、感染拡大防止につとめました。
 会議や研修会の開催や参加については、ハイブリッドやオンライン、対面などで対応し、 適宜、最適な方法を利用いたしました。職員それぞれの学ぶ意欲については、コロナ以前 と変わりなく質の担保や質の向上は、十分なしえたと考えられ、法人全体といたしましても、 成長を実感いたしました。
 老朽化対策や災害への備えについては、各事業所の担当者が、タイムリーに対応、最善を つくして進めてまいりました。BCP(事業継続計画)策定についても計画的にすすめ、 引きつづき積極的にとりくみます。
 施設整備では、令和4年2月ハーネ中御門(障がい者グループホーム)の開設、整備計画では、 令和5年4月に向けグループホームあじさい園宝(認知症対応型共同生活介護事業)の開設準備を行い、 法人の基盤強化につとめました。
  ※別紙1参照(令和3年度 主な環境改善内容) P.27

理事長 松村 圭祐

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  • PDFファイル 令和3年度 事業報告書

  • PDFファイル 令和3年度 事業報告書(別紙)