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社会福祉法人 晃宝会(令和4年度)

 令和4年度は、「One Team 共に歩もう 温かい心で」人間の尊厳を尊重することを大切に職員全員で 運営してきました。365日24時間、ご利用者様との関わりがとぎれることはなく、平常心を保ちつつ、ご利用者の 安全と健康、安心とごきげん良し、をいつも祈りながら、多くの職員が、多職種で協力協働し、共に日常生活を 営んでまいりました。
 令和4年度、新型コロナのさざ波は常に立ち、時に大きな波となり、いつくるかわからない危機感に心は痛ん でいました。それでもいつも感謝と笑顔を忘れない職員全員を心から尊敬し、ほこりに思い、あらためて敬意を表し たい一年でした。
 ご利用者とご家族の会えないさみしさやつらさに対してどう支援するか、ご利用者は心豊かに過ごせているか、 楽しい時間を他者と共有できているか、ご本人らしく過ごせる場所や時間を確保できているか、選択する楽しさや 喜び、満足な時間、自信や意欲を味わえる時間が確保できているか、と。コロナ禍という特別なでき事が日常と なった昨今、制限のある中で、ご利用者のために悩み、考え、精一杯のサービス提供につめとめることができたので はないかとふり返ります。
そのような中であるからこそ、最新の入浴システムの導入や、各種車イスの新規導入にあたり、現場の声を大切に 環境を整備しました。BCP(災害時福祉施設業務継続計画)策定では、特養中心に法人内事業所間の連携 を深め、法人全体で危機管理体制を確認しました。
 虐待や身体拘束防止については、内外研修に積極的に参加し、定着するためふり返りを行いました。これらはささ いな不適切ケアがきっかけとなるため、知識や技術を体得し、品格を保ち、人間力を高めることが大切です。 コロナ禍において、全国的に介護施設職員による虐待件数が増加しているというニュースは大変残念なことであり ますが、閉鎖空間であること、今まで以上に、ご利用者や職員のストレスが大きいこと、などだれもが直面しているから こそ、私は大丈夫、私達は大丈夫と安心せず、リスクマネジメントをくり返しました。
学ぶことをあきらめず、小さな歩みを謙虚な気持ちで続けてきました。ご家族等と対面できないさみしさに寄り添い、 電話での声やお便りにも笑顔をのせて届けるよう努めました。
 ご利用者とご家族のなくてはならない場面では、直接会っていただくことを優先し、機転をきかせ臨機応変に務 めました。感染症からご利用者を守るため、医療介護の専門職として清潔を保ち、感染予防に努めました。
 ご利用者、ご家族、関係者の皆さま、職員の協力なくしては、無事に過ごすことができなかった令和4年度、 皆さまに、心より深く感謝申し上げます。
  ※別紙1参照(令和4年度 主な環境改善内容) P.27

理事長 松村 圭祐

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  • PDFファイル 令和4年度 事業報告書

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